IPO投資の成功法則とは?

工学博士とデータで学ぶ IPO投資の成功法則

IPO投資の魅力は、初心者でも簡単に実践できること、データ分析しながら効果的に成果を上げられることです。工学博士のたろけんと一緒にIPOを実践していきましょう。 当サイトは情報提供を目的としており特定の銘柄等を推奨するものではありません。投資に当たっては自己責任でお願いします。

どの証券会社にBB申込めば当選確率が上がるのか?

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当選確率を上げたい!

これはIPO投資家なら誰もが考える永遠のテーマです
(そんな大袈裟ではないかw)。

以前より当選確率を高めるにはどうしたらいいかという議論はネット上でもなされていますが、元々僕は研究者出身ですので、やはりここはきっちりとデータ分析していきたいと思います。

他には無いデータもあるので、必見ですよ。


基礎データの収集

まずは、個人でIPOに参加できる主要な証券における抽選条件と口座数を見ていきますが、かなりデカイ表になってしまったので3つに分割してあります。

文字が小さくて読みにくい場合は、クリックすると拡大画像が見れます。

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抽選方法は、証券各社が発表している「募集等に係る株式等の配分に関する基本方針」を参考に個人抽選に関係ある部分だけを引用したものです。オリジナルの文書は「証券会社名+募集等に係る株式等」でググればすぐに見つかります。

その抽選方法から、公平(ランダム)に抽選される割合を調べます。大抵は個人配分の10%などと書かれているのですが、そもそも「個人配分」自体が証券会社への割当全部ではないことに注意が必要です。全体のうち個人配分がどれぐらいかは分からないため、ここでは省略しています(というかせざるを得ません)。

これが公平割合。続く優遇割合は個人配分から公平割合を引いたものです。

最後に口座開設数ですが、これが結構難航しました。HPや有価証券報告書で口座開設数を公表しているところは簡単なんですが、口座数を公表していない証券会社が結構ありまして。

ここで諦めるのもなんだかなぁ、と思い、口座数非公開の証券会社については、顧客からの預り資産額で比例配分してみました。

具体的にはSBI証券をベンチマークとし、SBIの預かり資産額との割合で、顧客数を比例計算します。例えばSBIの預かり資産額に比べて半分であれば、SBI証券の口座数の半分とします。このように計算した推定口座数を()付きで記しました。

この方法の弱点として、顧客の平均預かり資産額がSBI証券と同じであるという仮定があり、仮定と実際が異なる場合は誤った口座数になってしまいます。しかし、そもそもざっくりした当選確率を求めるためですので、大雑把な推定値でいいと考え、こうしています。

少なくとも、なんの根拠も無しに「(口座数少ないと思うので)当たりやすい」と考えるよりは断然マシでしょう。


以上で基礎データが揃いました。


当選確率の定義

当選確率を導く前に、そもそも当選確率を以下のような式で考えてみます。

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当選確率はシンプルに、全抽選配分数(配分される株式数)を全抽選申込数で割れば出てきます。これに各社抽選方式の係数をかければいいのですが、公平抽選の場合は係数=1と考えていいでしょう。

さらに全抽選配分数は、証券会社に割り当てられた「株式割当て数」に抽選への配分数を掛ければ出ますが、公平抽選を狙うのであれば上の表の公平割合をそのまま使えばいいです。

最後に全抽選申込数は、顧客数に、どれだけ抽選申込みするかの抽選申込割合を掛ければ出てきます。証券会社によっては顧客数ではなく需要株数にしないといけませんが、ややこしくなるのでざっくり顧客数にしておきます。顧客数の推定値は上のデータの口座数で代用すればいいでしょう。


ここまで来たところで「株式割当数」と「抽選申込割合」が依然、分かりません。

証券幹事団それぞれに割り当てられる株数が分かればいいのですが、通常非公開で一般人には分かりません。

加えて、抽選申込割合なんて、正確なところなんて全然分かりません。証券会社それぞれで違うでしょうし、IPO銘柄毎でも変わります。


そこで、とりあえずエイヤで、少々乱暴ですが株式割当数と抽選申込割合は全部同じとし、当選確率を指数化してみました。


データから弾き出される当選確率とは

ようやくお望みのデータが登場です。表の一部が切れているのは気にしないでください(笑)。

例のごとくクリックすると拡大します。

IPO当選指数


指数100というのは100%当たるという意味ではなくて、一番を100としたときの各社の当たりやすさを示しています。例えば指数が20なら、1位に比べ1/5の当選確率だということです。

立花証券を筆頭に、松井、いちよし証券と続きます。このあたりはネット上でよく名前が上がっている証券会社ですので、あまり違和感がありません。岡三証券も結構上位に食い込んでいます。

ところが、公平抽選で当たりやすいと巷では言われているマネックス、カブドットコムはそれほどではありませんね。これは立花や松井に比べて口座数の多いことが原因のようです。


当然、計算の前提条件がかなりざっくりしていますし、株割当数などはIPO個別に見ないといけないのでこの表だけで判断するのもよくないですが、当選確率は結局ライバルとの比で考える必要があるので、なにも考えずに例えばマネックスばかり応募しても当たりにく可能性がある、ということをこの表は示唆しているわけですね。


当選確率の高い証券会社まとめ

以上、可能な限り正確な議論になるよう、データを元に当選確率を独自に指数化してみました。

IPO個別でそれぞれ事情が異なりますから、応募する証券会社に「特定の正解」というのはありません。

ただし、なんとなく「本当にそうなのか?」という巷にただようモヤモヤした疑問みたいなのは今回ある程度払拭できたかと思います。


地道にデータを積み上げながら、戦略を立てていけば、IPOの当選確率もぐんと上がると思いますよ。


当たり前ですがIPO投資ではたくさん口座を開いておいたほうが有利ですので、IPOに先立って口座開設だけは済ませておきましょう。

当選指数の高い順に、証券各社公式ページを掲載しておきます。

上から順に申し込んでいくのが効率的ですが、経験上資料請求から取引開始まで2週間〜1ヶ月程度かかりますので、できれば上から10社、立花証券から丸三証券ぐらいまで+大和+野村+SBI証券を一気に申込むのがベストです。



7月から安藤証券「美らネット」がIPOの取り扱いを開始!
狙い目ですね!


 

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プロフィール

工学博士、ファイナンシャルプランナーの個人投資家、林 健太郎です。

株式を中心に、投資歴10年以上の工学博士。科学的、分析的なアプローチで、負けにくい投資を得意としています。

普段はインデックス投資、オルタナティブ投資が主体ですが、IPOは「新しく勢いのある企業」を勉強させて頂くために実践しています。

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