IPO投資の成功法則とは?

工学博士とデータで学ぶ IPO投資の成功法則

IPO投資の魅力は、初心者でも簡単に実践できること、データ分析しながら効果的に成果を上げられることです。工学博士のたろけんと一緒にIPOを実践していきましょう。 当サイトは情報提供を目的としており特定の銘柄等を推奨するものではありません。投資に当たっては自己責任でお願いします。

ムゲンエステート(3299) IPO分析、やや難有りか?(5/22 東武住販 初値更新)

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ムゲンエステート(3299)
【BB】6/2〜6 →【申込】6/10〜13 →【上場】6/18
【株数(千)】2,990=(公)2,300+(売)300+(OA)390
【幹事】いちよし、野村、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、大和、岡三、極東、東洋、岩井コスモ、エース、SMBC日興、SBI、マネックス、丸三

初値予想、分析は各ブロガーさん、例えばIPOストライカーさんのブログでも分析されているようですが、僕の方では少しアプローチを変えて分析してみます。


目論見書の分析

男なら目論見書、という訳ではないですが(笑)、分析対象の王道である目論見書から気になる情報をピックアップしてみました。

まず事業内容から。

2014-05-20_11.31.00

ということで、中古物件を買取り、改装、リノベーションしてブローカーや投資家に売る、というビジネスモデルです。拠点は首都圏とその周辺3県。

物件を一旦買い取るので、当然在庫リスクがあります。在庫リスクについては後ほど数字で確認します。


次に業績。

2014-05-20_11.36.00

第25期第1四半期の需要で71億余りと前年実績の1/3以下です。

4半期なんで、期間的には1/4ですから悪くはないと言えなくもないのですが、実はこの期間に消費税駆け込み前の特需があったはずです。しかも不動産物件は年度末(3月まで)の取引が多いですから、今後の動向次第で一概には言えませんが前年比実績としてはやや物足りないかもしれません。

課題もあって、冒頭にも書きましたが在庫リスクも大きめですね。流動資産約175億の内、82%ほどが販売用不動産になっています。

流動「資産」となっていますが、販売までの時間(リードタイム:物件購入から引渡しまで)が長くなれば当然在庫リスクが増えますし、回転数が落ちて売り上げ低下、不動産取得用の資金の手当も必要になります。有利子負債で手当てするなら、金利リスクも増大するでしょう。資産というよりは在庫として見るべきです。

現在の流動資産と昨年の売上から、売上が前年同水準、販売用不動産がそのままの値段で売れると仮定すれば回転数は1.4回転強。平均リードタイムは約8ヶ月です。

リフォーム、リノベーションにそれなりに時間がかかるのでその分は差引かないといけませんが、個人的にはもう少し短く出来るんじゃないか?という印象です。


こうした不動産ビジネスのキモは如何に売れる物件を捜すか?

加えてリノベーション業者なので、如何に付加価値を高められるか?

というところでしょう。


このあたりは目論見書の「対処すべき課題」にも書かれていますので、投資の際はご一読を。


株主情報は

  • 株主は藤田一族。藤田進会長が438万株と半数超。藤田進一社長は157万株。
  • 発行済株式数は約825万株。
  • ロックアップ期間あり。


というところで、株主については特に問題を感じないですね。


個人的な評価

以上のようなリスクがあり、人気化するかは正直微妙なところです。

ただIPOストライカーさんも書かれているように、直近のIPOの初値がアンカー効果となって引っ張られる可能性もありますので、22日の東武住販の初値には注目したいところです。を確認しました。


東武住販の初値はこちら。
2014-05-22 9.24.09
(SBI証券より)


初値1,400円、公募価格が1,250円ですから、1400/1250 = 1.12 と、+12%で着地しました。

うーん、確かにプラスにはなりましたが、GW後初案件として注目されていた銘柄の割には渋い着地かなと思います。

まぁ1日で12%ものリターンを得たわけですから、IPO投資の魅力はやっぱりスゴイ!というのは再確認ですが。


ムゲンエステートはもっと渋くなる可能性もあるかもしれませんね。


僕としては主幹事以外の証券会社(マネックス、丸三あたり)で、打診的に申し込みをしてみようかと思っていますが、東武住販の初値が振るわないようであれば見送り、SBI証券のIPOポイント稼ぎに使いますw

ムゲンエステートの直後にフリークアウトのIPOも控えているので、ムゲンエステートはやや控えめに、SBIのIPOポイント稼ぎ銘柄として利用させて頂こうかと思います。

 

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プロフィール

工学博士、ファイナンシャルプランナーの個人投資家、林 健太郎です。

株式を中心に、投資歴10年以上の工学博士。科学的、分析的なアプローチで、負けにくい投資を得意としています。

普段はインデックス投資、オルタナティブ投資が主体ですが、IPOは「新しく勢いのある企業」を勉強させて頂くために実践しています。

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