IPO投資の成功法則とは?

工学博士とデータで学ぶ IPO投資の成功法則

IPO投資の魅力は、初心者でも簡単に実践できること、データ分析しながら効果的に成果を上げられることです。工学博士のたろけんと一緒にIPOを実践していきましょう。 当サイトは情報提供を目的としており特定の銘柄等を推奨するものではありません。投資に当たっては自己責任でお願いします。

IPO投資は本当に儲かるの?データで見る傾向と対策

2014-05-24 18.35.20

儲かる儲かる、と言われるIPO投資ですが、実際のところはどうなんでしょうか。

データ分析してみたところ、IPO投資は確かに儲かります。

が、もっと効率よく儲ける方法があることも分かりました。


以下、Yahoo!ファイナンスが公開しているデータを元に、独自に分析していきます。Yahoo!ファイナンスが2009年以降のIPO情報を公開していますので、2009年以降の分析となります。


年ベースの騰落率

まずは基本の分析、年毎の平均騰落率について。2009/01から2014/05までのデータです。

2014-05-24 17.43.03

ここでいう騰落率とは公募値から初値の上昇率のことで、例えば公募値が1,000円で初値が1,100円なら騰落率10%、900円なら騰落率-10%になります。いわゆる、投資リターンだと思ってください。

年毎での平均ではマイナスはなく、毎年儲かっていることになります。ここに日経平均(日経225)のチャートを持ってくると

2014-05-24 17.58.39楽天証券より


なんとなく、上の騰落率グラフとパターンが似ていますね。

このように騰落率は相場のエネルギーの影響を受けるようですが、日経平均がズルズルと下げ続けていた2010〜2012年の間も、24〜49%のリターンという驚異的なパフォーマンスを見せています。


IPO投資がいかに勝ちやすいかが伺えますね。

だからといって、全くリスクがないわけではありません。

2014-05-24 18.29.05


全体のうち、公募割れが21%、つまり5本に1本は公募割れの可能性があるということになります。

そこで、勝率を上げていくためのヒントになるデータを探してみましょう。



公募値位置と騰落率

公募値位置とは僕の独自尺度で、仮条件と公募値との位置関係を0から100%で表したものです。例えば仮条件が1,000円から2,000円だったとして、公募値が1,000円なら公募値位置は0%、1,500円なら50%、2,000円なら100%となります。

この公募値位置と騰落率との関係がこちら。

2014-05-24 17.11.38


公募値位置が40%以下ならプラマイトントン、40から80%でリターン12.1%、80%以上で71.7%となり、全体では60.4%となっています。

そのため、対策としては例えば

  • BB後公募値位置が50%以下のような場合、つまり公募値が仮条件の中央以下になりそうなIPOには参加しない

といった戦略が考えられます。


公開株数と騰落率

公開株数と騰落率についても見てみました。公開株数は対数メモリにしてあります。

2014-05-24 18.35.20


ここにも明確な相関関係があり、公開株数が増えるほどパフォーマンスが低下しやすい傾向が見られます。例えば1,000万株以上のIPOですと、ほとんどリターンがありません。

メカニズムはよく分からないのですが、株数が多すぎるとBBでの値付けと初値(板寄せ)の値付けが拮抗していくイメージでしょうか。

JALのような大型上場となりますので、変に皆知ってて人気化しにくい、というのもあるかも知れませんね。

戦略としては

  • 公開株数が1,000万以上のBBには参加しない

などが考えられます。



パフォーマンスを上げる戦略まとめ

いくつかのデータで、IPO投資のパフォーマンスを上げる戦略を考えてみました。
もう一度まとめておきます。


  • BB後公募値位置が50%以下のような場合、つまり公募値が仮条件の中央以下になりそうなIPOには参加しない

  • 公開株数が1,000万以上のBBには参加しない

あくまでも戦略の一例ですので、データをご覧頂き、独自の戦略を立ててみるのがいいと思いますね。

切り口によって、様々な戦略が考えられます。


もし面白い切り口が思いつけば、コメント欄に記入してください。


こちらでデータ分析してみたいと思います。

 

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プロフィール

工学博士、ファイナンシャルプランナーの個人投資家、林 健太郎です。

株式を中心に、投資歴10年以上の工学博士。科学的、分析的なアプローチで、負けにくい投資を得意としています。

普段はインデックス投資、オルタナティブ投資が主体ですが、IPOは「新しく勢いのある企業」を勉強させて頂くために実践しています。

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