IPO投資の成功法則とは?

工学博士とデータで学ぶ IPO投資の成功法則

IPO投資の魅力は、初心者でも簡単に実践できること、データ分析しながら効果的に成果を上げられることです。工学博士のたろけんと一緒にIPOを実践していきましょう。 当サイトは情報提供を目的としており特定の銘柄等を推奨するものではありません。投資に当たっては自己責任でお願いします。

ECナビを運営するVOYAGE GROUP(3688)が7月最初のIPOへ

2014-06-01 20.10.38

VOYAGE GROUP
【BB】6/16〜20 →【申込】6/24〜27 →【上場】7/2
【株数(千)】4,370=500(公)+3,300(売)+570(OA)
【上場先】
【幹事】野村、みずほ、大和、SBI、マネックス、豊、岡三、岩井コスモ、東海東京、いちよし

6月のIPOラッシュ後、初の7月上場案件です。果たしてその中身は?



ECナビとアドテクの会社?

売上、経常、利益のグラフはこちら。

2014-06-01 19.53.17
新規上場申請のための有価証券報告書より、たろけん作成)


まずこの会社はECナビを運営していますね。ECナビは最近増えてきたポイントサイトの一角で、登録会員数406万人、累計発行ポイント額が100億円相当額だそうです。


アドテク分野ではFluctというプラットフォームを展開していて、フリークアウトが提供しているようなRTB(Real-Time Bidding)に対応したサービスです。

実績としては5,000以上のメディア、200億imp/月とのこと。


RTBとは、できるだけ見込みの高いお客へ広告を出したい!という要求に答えるもので、閲覧者の詳細な属性を分析し、その属性に合う広告をピンポイントでリアルタイム配信します。

当然、競争率の高い属性であれば広告が競合しますので高単価となりますが、あまり人気がない(でも特定の会社にとっては貴重な)属性であれば、低単価となります。従来の広告は属性とかにあまり関係なく入札する必要がありましたが、より具体的にスペックを絞ることで、広告社・ユーザー共にメリットのある仕組みにしている広告といえます。

インターネットやスマホなどの普及が進み、アドテクは今後伸びる分野だと思うので、個人的に高評価です。


独自評価

ポイントサイト運営会社といえば分かりやすいですし、RTB広告を事業の柱にしているというのも、トレンドを感じさせます。

直近上場のアドテック会社であるフリークアウトの初値に影響を受ける可能性も大きいと思います。焦る必要はありませんから、フリークアウトの様子を見ながらじっくり考えればいいです。


スケジュール的にはフリークアウトの上場日(6/24)がVOYAGE GROUPの購入意思表示期間内ですので、万一フリークアウトが公募割れのような状況であれば、最悪購入辞退、ということも考えられます。

ただ、証券会社は購入辞退を嫌います(収入が無くなるわけですから、当たり前)ので、無理するぐらいならVOYAGE GROUPには応募しないか、フリークアウトの公募価格が振るわなければVOYAGEへのBBを見送る、ぐらいの戦略でいいかと思います。

もう一つ注意点は、売出が公募の7倍程度とかなり大きいこと。大株主はポラリス第2号投資組合で、46.23%を占めていますが、ここの株式のほぼ半数、あとは電通DHが全株、社長の宇佐美氏もごく1部ですがIPO売出するようです。


IPOでこれから事業拡大するぞ〜!っていう感じではなくて、投資の成功案件としてイグジットさせる、という性格が強い案件のようですので、その点にも留意しておきましょう。

 

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前  

 

メールアドレス  

 

URL  

 

コメント

トラックバックURL: 

投資で一喜一憂するのはもう疲れた。

長期投資を学ぶサイト
プロフィール

工学博士、ファイナンシャルプランナーの個人投資家、林 健太郎です。

株式を中心に、投資歴10年以上の工学博士。科学的、分析的なアプローチで、負けにくい投資を得意としています。

普段はインデックス投資、オルタナティブ投資が主体ですが、IPOは「新しく勢いのある企業」を勉強させて頂くために実践しています。

人気記事 BEST10
カテゴリー
最近の投稿