アンティークコインとは
アンティークコインの明確な定義は一般的にないのですが、人によっては第二次大戦までに鋳造されたコインもしくは、中世以降の年代と言われていて、曖昧となっています。サイトによっては、100年以上とされていたりします。
種類は20万種類あるとされています。
コインはピンからキリで、世界に1枚しか残っていないで、1枚数千万円から数億円の値がつくものや、ありふれたコインで1枚数百円で手に入るものもあります。
素材としては、金、銀、銅、亜鉛や合金でできています。一般的に金貨と銀貨のどちらが価値があるかというと、金貨ですがアンティークコインに関して言えば、金属の価値ではなくて希少性で価格が決まる傾向があります。
1枚数百万円のコインは、そのコインに占める金属そのものの価値はせいぜい数万〜数十万の価値しかなく、高額コインになるにつれて、地金価格の影響は小さくなります。ですのでアンティークコインといっても、希少性や素材で様々な違いがあります。
現在では、歴史的な円安や世界的な不況によって人気が高まってきています。アンティークコインは、主にヨーロッパで有事の際に、簡単に持ち運びができるのと、相続する際のし易さと相まって、富裕層の中で昔から人気のある資産形成または資産保全です。
アンティークコインは投資対象か?
皆さんが気になるのは、アンティークコインを買って得をするのか?という点だと思います。下記に世界的に有名なイギリスにあるコンサルティング会社の資料があります。これを見て頂くと分かりますがコインが安定して上がってきていますね。ワインや車の値上がりはそれ以上ですが…
これを見る限りは、コインに投資をしても間違いはなさそうですね。
アンティークコインの価格は極端な変動はしないで過去20年間以上安定した上昇をしています。新規で増える事はないので希少性が、その価値を安定させています。
1個1個の状態によって価格差が出てくる極めて真贋力が試される難しい投資です。
他の投機商品の様な激しい上がり下がりはないのですが、アンティークコインによる安定感のある投資は、まさに日本人向きのリスクの少ない投資だと言えます。
どうやって買うのが安全なのか?
いきなり素人が買おうとすると失敗します。最近のコイン偽造の技術は驚くべきものがあります。近年では、デザイン、古色、風合いまで、本物と区別がつかないです。オークションでは、中国の一部コインには専門家ですら判断が、つかない場合があるそうです。それだけ偽物コインの精度が上がっているみたいです。
アメリカのPCGS社やNGC社などの大手の鑑定会社のコインは、ある程度信用はあります。しかしながら油断は禁物です。稀にのその偽物シールが付いてたりするみたいです。また、ネットオークションや個人取引はしない方がいいです。
PCGS社(Professional Coin Grading Service)
PCGS社は、アメリカを拠点とする、認定機関です。第一級の専門家による鑑定によって世界的に高く評価されています。抜群の知名度と豊富な買取実績を誇り、信頼のおける鑑定機関です。認定コインは半透明のケースに収納されています。ケースを開けない限り、正真正銘の本物であることと、同社による真贋と鑑定は保証されます。鑑定結果は実に70段階です。
NGC社(Numismatic Guaranty Corporation)
NGC社は、アメリカに拠点があります。世界最大級の鑑定会社で、世界有数の傑作コインを数多く鑑定してきた実績を誇ります。鑑定対象は広範囲にわたり、中世から現代までのコインを幅広く鑑定をして世界各地から鑑定を依頼されるほど信頼があるそうです。
日本で購入するのであれば、「日本貨幣商協同組合」に加盟するコイン商であれば一定以上のキャリアと信用があるので、御自身で専門家と相談しながら、買う事がいいみたいです。買う場合はしっかりと事前に勉強をする必要があり、だまされないコツです。
コイン投資の極意
ここまで読んでみて、無理と思った方もいらっしゃると思います。初心者の方で、無理なく安全にしたい場合は、アンティークコインの積立てをされた方がいいです。これは何かと言うと、少額の資金を一定額、一定間隔で投資するやり方です。例えば、1800年代に発行された金貨で1枚3万〜4万円もしくは6万〜8万円程度の金額のコインを買っていくのです。
数年前まで、よく準地金型コインなどと呼ばれて、ほとんど金の地金価格で売買されてました。ですので、初心者はこの辺の手頃なコインから始めるのがいいと思います。
くれぐれも無理のない金額でするのが鉄則です。
こんにちは!ゆるりです。今回はアンティークコインについてのお話です。最近の円安や不景気で、ますます将来に不安を感じている方が多くなっていて、副業としてアンティークコイン投資を考えている方が増えています。